オリジナル絵付けの方法公開。

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(鋳込み)成形完了の『浅ボウル』

 

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鉛筆で絵柄の下描き

 

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鋳込み土の水分量を調節したもので3回以上塗り重ねる

 

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3回塗り重ねた状態

一度塗る、乾燥させる、再度塗る…を繰り返し、絵柄を盛り上げていきます。

 

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ある程度乾燥したら、輪郭や表面を削り整える。

 

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絵柄の表面や輪郭を整えるための道具。

これは、よくある陶芸用具の線描きべらで、
私の使いやすいようにルーターで刃を整えたり変形させたり…
もう20年余りもの間使い込んでいるため、
その間に自然と使いやすい形に育っていきました。
私の癖や手に馴染んだ、私にしか使えない道具に育てたからこそ、
細工が施せるのです。

 

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竹串や針などを使って、線や点を打ってテクスチャーを施す。

 

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テクスチャーを施した後、凸の細いラインを入れるために 撥水剤を塗る。

 

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凸のラインを入れるために、竹串でそのラインをひっかいて撥水剤をライン状に削り、小筆で粘土を塗り込みます。

水っぽい粘土を小筆で引っ掻いた箇所をなぞると、
撥水剤の剥がれた細いラインにだけ粘土が入り込みます。
(ブルーの所は撥水されるので、粘土を弾きます)

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ひっかく道具は竹串。ヤスリで先を削って整えたものを数種類使い分けます。

 

磁器土を自己流で使い始め、現在に至るまでの様々な失敗と経験を経て、
このオリジナルの絵付けに辿り着きました。
ここまで詳細に公開したのは、初めてかもしれません。
磁器を独学で20年あまり扱ってきた、
磁器ど素人の私だからこそ出来た、技法かもしれません。
(大したことないし、勝手な思い込みの可能性もありますが… f^^)
これをみれば、磁器を扱っている方は充分真似ることができると思います。
前までは、このオリジナルな絵付け技法は、大まかな説明はするけど、
詳細は隠していたい…と思っていました。
これまでの苦労を思えば、安易には教えられない気持ちはありました。
このオリジナルな絵付けは、そんなに難しいものではありません。
しかし、えらい時間がかかりますし、とても面倒です。
その上、私の場合は、窯焚後の失敗は平均すると、約4割ほどあります。
それでも20年余り、繰り返して作り続けてきたからこその、今の作品なのです。

今の私は、このオリジナル技法を公開しても何とも思わなくなりました。
真似したい方は、真似すれば良いかなと。
でも、私からワークショップなどで手取り足取り教えることはありません。
お弟子さんも取るつもりもありません。
私らしいものは私にしかできないと思うから。

何より大事なことは、
プロ、アマに限らず、モノ作りは、自分にしかできないものを作ること。
作品を見たら、「○○さんの作品じゃない?」って思われるほど、
他の誰ともかぶらないものを作ることなのだと思います。

自分でたどり着いた技法ではありますが、
オリジナルの絵付けを施しているときは、手間がかかる分、
イライラするところもありますが、達成感と出来上がった時の喜びは多大です♪

 

 

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