植え込みの山紫陽花がそろそろ終わりを迎え、
一つ一つの萼がグッタリ頭を垂れていました。
枯れつつあるその萼は、ハッとする程の色の変様が美しく、
来年の開花に向けて、剪定をしながらしみじみと眺めました。
まだイキイキとしていた開花時の色とは違う、
複雑な色のグラデーションに見惚れたり。
このままどんどん色褪せ、変わっていってしまう前に、
写真に納めました。
この山紫陽花の変様を見ていたら、とても感慨深いものがあり、
人の人生の『変様』とも似ているような…
『変容』ではなく、『変様』。