今日は、昼過ぎから雨が降り始めました。
今年は早くも、そろそろ梅雨入りしてしまうようです。
梅雨時の紫陽花は、とても生き生きと瑞々しくて、
その元気な表情に、梅雨時の憂鬱な気持ちが少し救われます。
最近、また芸能界での悲しい知らせが連鎖的にあり、切ないです。
それを知らせるTV番組では最後には必ず、
「悩んでいる方は相談できます。」ということで、
LINEや電話で相談ができる窓口を併せて案内しているのをよく見かけます。
多分、自死をせざるを得ない方のその時は、
そういうところに相談できるような域にはいないのではないかと
私は思ってしまいます。
相談できる人はまだ大丈夫な人なんじゃないかなと。
一度、私は十年前ほどに、怖い感覚に陥ったことがあります。
当時、鬱っぽい状態で、体調不良も長いこと続いて、
でも、仕事で人と接するときは、それは隠せました。
頭が痛いとか、浮腫んでるとかの体調不良は伝えられても、
本元の心の状態は、誰にも話せなかったですし、
話してはいけないような感じがしていました。
そしてある時を境に、毎日ほぼ同じ時間の夕方に訪れる
不思議な感覚に悩まされるようになりました。
それは、1〜2時間ほど我慢をすれば、通り過ぎていく…そんな感覚のものでした。
それが来た時は、ゾワゾワとして、無性に訳もなく辛くて、
そこにじっとしていることが出来ない、上手く説明できない、不思議で怖い感覚。
そんなある日の夕方、またその不思議な感覚が襲ってきました。
ゾワゾワとして無性に辛くて、でも、どうすることも出来ない感覚で、
早く通り過ぎればいいのに…と耐えていた時、
ふと頭に浮かんだのは、「死にたい」という漠然とした思いでした。
具体的に悩んでいるとかそういう事ではない、
だから、自分でもどうして「死」という言葉が浮かんだのか分からないのです。
それでも、冷静な自分もいて、「これはまずい!」と思い、家を飛び出しました。
家に一人でいたら、私は死んでしまうかもしれない…と思い、
とにかく、たくさんの人がいるところに、自分の身を置こうと、
冷静な自分が判断をして、近くの商業施設のたくさんの人がいる中に身を置きました。
そうして、2時間ほど、人混みに紛れ続け、
少し落ち着き、カフェに入り、紅茶を飲んで….。
それでその日の怖いゾワゾワを克服しました。
以降も暫く、そのゾワゾワは続きましたが、だんだん時間が短くなり、
いつしか、その感覚には陥らなくなってきました。
そいうい経験をして、これまでの有名人の自死という悲しい出来事は、
こんなふうに、どうしょうもなく訪れ、避けようもないものなんじゃないかと。
(これは私の経験に基づく見解で、専門家の見解とは違うと思います。)
お亡くなりになられた皆様に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。