このリム皿、3回目の挑戦中。
今回は5枚制作しています。
前回の焼成では4枚焼きましたが、この写真の1枚だけ成功!
…かと思いきや、亀裂は入らなかったものの、
不可抗力のホクロが出てしまったので、ボツ。
結局、計6枚焼いて、未だ成功はゼロ。
今作っている5枚は、コレだけを丸3日間かけて制作していて、
これからの乾燥後の素焼き・釉薬掛け・本焼という工程を踏まえると
1日に1枚作っていることにもなるのかしら?と…
もう『仕事』なんて言えない、もはや意地。
今回の5枚で何枚成功するのか…と考えると虚しくなるのですが、
例え全敗でも、この『作る工程』を熟すことに意味があるんだ!と
自分に言い聞かせ、到底仕事とは言えない作業を続けております。
この途方もない、制作を続けていているとまた気づきもあり…
その気づきが正しければ、多分この5枚も失敗に終わるかも?と。
負けず嫌いの私も、今回の5枚の結果次第では、
最後になると思います。
また、石膏型から作り直して、制作をするかもしれませんが。
磁器を独学で手探りで制作を始めて25年程度になるというのに、
独学だから遠回りをするのか、
はたまた、自分の力不足なのか…
磁器という素材は、妥協や甘えを許さず、
でも、完成するとキラキラと輝くような美しい表情を見せるので、
気難しい美人さんのよう。
『彼女』に受け入れてもらえるように、努力することが
『磁器のしごと』なのでしょう。