灯+器

これまで、器をメインに+灯(ランプ類)、
そしてここ3年ほどはアクセサリーというラインナップで制作を進めてきました。
それで、最近想うのは….

SNSなどを見ると、
とにかく、器を作っている作家さんがいっぱいいる!!
様々な作家さんの器を拝見するにつけ、いい器がいっぱいある!!
陶芸家といえば、器がメインというのが当然のようで、
器しか作っていない方も多い。
そして、イベントなどに応募すると、
陶芸家人口の多いこと!!
これだけ多ければ、良いものが増えてきてもおかしくないし、
=陶芸家として生きていくことがどれだけ難しいことか…ということを
思い知らされます。
そして、常々最近思うこと…

器、私が作らなくても、良いものいっぱいあるな…ということ。

では、私だからこその器作りは何か…
器の作風にバリエーションのない私は、常々そこが悩みの種。
リピーターのお客様には、もうあきられているかもな…と思ったり。
じゃぁ、新しい器作れば良い!とは簡単にいかない現状。
その点、灯(ランプ)は、今の所作っている作家さんは然程多くないし、
あまり透光性を用いたランプを作っている人は少なめ。
何年もの試行錯誤と数々の試練を乗り越え、
『ランプ』として、成立するようになったことが
自分にしかできない『役割』だったり、『居場所』なのかもと…。
そんな想いが強くなりつつあります。

でも、器も捨て難いところもあるのは事実なので、
自然に新作のイメージがわいたら作るというスタンスで。
そして、『アクセサリー』や『ボタン』も
とても楽しいアイテムなので、作りたいな…と。
イメージが浮かばなければ、そのアイテムは作らない…という覚悟も必要かと。

もうすっかり年の瀬。
今の私は何を作りたいのか…
来年はどうするか?…というより、
今の私に何が出来るのか?
正念場にあります。