昨夜から、しばらく使っていなかった窯の『空焚き』をしています。
窯は、焼成を何ヶ月かしていないと、窯内に湿気が溜まります。
湿気を帯びたまま、本焼をすると、焼いている器などが
煤けたように、黒ずんだ仕上がりになったり、全体的に色が悪く焼き上がります。
空焚きといえば、窯を新設した際にも必須で行わなければいけないことは
大学で学んで知っていましたが、
何年も使い続けていても、数ヶ月使っていない場合も空焚きをした方がいいことを
10年ぐらい前に、見知らぬ陶芸家さんがメールで教えて下さったことでした。
大学では、ひっきりなしに窯を焚いているので、空焚きをする必要もなかったので、
当時は知ることが出来なかった知識でした。
その陶芸家さんは、当時の私の窯焚き失敗のブログ記事を読んでくださったようで、
そこに添えられている、黒ずんで焼き上がった作品が映る写真をご覧になり、
メールでこの空焚きをした方がいいという知識を教えてくださったのです。
面識がないにも関わらず、ご親切な作家さんのお陰で、
今は、そう言う失敗は回避されるようになりました。
神様のお告げのような、有難い作家様でした。(感謝)
空焚きをしながら、ようやく…!
試作とご注文分の焼成に向けて、釉掛け中。
(納期が大幅に遅れまして、申し訳ありません!)
昨日、浸し掛けを終え、今日はコンプレッサーで再度厚掛けしてから
明日、窯詰をして本焼…と言う予定です。
試作が焼き上がり、出来具合や不具合を確認してから
個展(online shop)に向けて、数を作っていく予定です。
何とか、夏中にShopをOPEN出来る様に、頑張りますので、
どうぞよろしくお願い致します!