紫陽花。

昨年、母に貰った紫陽花『柏葉紫陽花』。
初めての種類の紫陽花で、育てる上での注意点などが
よくわからぬまま年を越し、今日に至ります。
しかし、いい意味で期待を裏切られ、今年もたくさんの花を付けてくれました。
ピラミッド状に花をつけるのが特徴とのことで、
葉っぱはその名の通り、柏の葉に似ています。
この紫陽花、ドライフラワーにもなるので、仕事的にも使える有意義な存在。
花器に生けたり、そのあとはドライにしてディスプレイに使えるので、
年内いっぱい使えることでしょう。
白い紫陽花が私はとても好きで、白でも黄緑がかった部分や、
陰影での美しさも見られ、白一色という言葉だけでは表現し難い
奥深さを感じています。
私の作品が青白磁や焼きしめの白での表現であるのも、
これに近いものがあります。
『白だけど、派手』とか、『白だけど、1色ではない』とか、
作品でそんなことが表現出来たら、という思いのもと制作しています。
この紫陽花は、私の師匠のような…そんな存在でしょうか。
自然の美しさは、どんなに頑張っても
人間には表現出来ない、遠いところにある美しさ…
そんなイメージを持っています。